経済学部

 

経済学部 部長 富澤 拓志

「大学の勉強は社会に出てみると役には立たない」という大学の卒業生がよくいます。じっさい、社会に出てみると教科書には書かれていない出来事に対応しなければなりません。教科書で学んだことしかできない人間は、はじめてのことに対して自分がどのように行動するのかがわからず、右往左往してしまいます。

教科書に書かれていない出来事は、ますます増えています。技術は日に日に進歩し、昨日までは不可能だと思われていたことが、今日には可能になったりします。世界もまたますます狭くなっています。日本にいてもインターネットを使えば、世界の出来事を瞬時に知ることができます。こうして私たちのもとには、世界中の情報が洪水のように、津波のように押し寄せてきます。

こうしたなかでは、大学の勉強は本当に役に立たないのでしょうか。たとえばコンピューターの前に座ってインターネットで情報を集めている人がいたと想像してください。この人は「重要な情報」と「重要でない情報」を区別しなければなりません。ここで必要となってくるのが、この人の「頭脳」です。

大学はこの「頭脳」を鍛える場所なのです。みなさんの頭脳は高校までの勉強でも鍛えられてきました。しかし、高校までの勉強は大学入試がありますから、どうしても「暗記」に偏りがちです。「暗記」は頭脳に良いことは事実ですが、人間の暗記力などはコンピューターにはまったくかないませんし、年齢とともに衰えていきます。

そこで大学では暗記することよりも、「答えのない問題」に自分で答えを出す、ということを重視します。応用力を養っていくのが、大学の勉強なのです。つまりマニュアルがなくとも行動できる人間を養成したいのです。ですから、誰もが同じ答えを出す必要はありませんし、いろいろな答えがあってもかまわないのです。とはいえ、大学での勉強には、「答えがまったくない」というわけではありません。やはり基本的な問題に答えがあります。

経済学部では経済学を通じて頭脳を鍛えていきます。この経済学という学問は、現実の社会をみていくうえで威力を発揮します。ところで大阪産業大学の経済学部は経済学科と国際経済学科に分かれています。2年生までは経済の基礎を学び、3年で自分が研究したい専門分野を学べる少人数ゼミを選んで希望の学科に分かれます。

経済学科には、経済理論や経済政策、経済の歴史、日本経済、労働や福祉の経済学について学べるゼミがそろっています。一般企業や金融機関はもちろんのこと、公務員や教員、社会福祉、情報関連の仕事に就きたい人に適している学科だと言えます。

国際経済学科には、アジアや欧米など外国の経済や国際経済学を学ぶゼミがそろっています。それだけでなく、生活経済や社会、文化、人権など、現代の社会について学べるゼミが幅広く用意されています。この学科では、海外のさまざまな地域の政治・文化・経済問題を最新の情報や海外での体験をもとに学ぶので、国際的な活躍を目指す人はもちろん、外国のものや人とつながりが深い仕事に尽きたい人にも適した学科だと言えるでしょう。

さらに、大阪産業大学の経済学部には、公務員コース、観光ビジネスコース、上級キャリアコースという3つの特別コースがあります。公務員コースにはコース独自のカリキュラムがあり、公務員試験合格に向けて集中的に学ぶことが出来ます。観光ビジネスコースでは、旅行会社やホテル、エアラインなどを目指す人に向いたカリキュラムで、観光ビジネスについて深く学んでいきます。そして上級キャリアコースでは、通常よりも高いレベルの経済学を学び、民間優良企業や難関公務員、大学院進学に向けた実践的な勉強をしていきます。

このように、大阪産業大学の経済学部では、自分の関心や目的に合わせて自由に勉強できるように、幅広い学びの機会を用意しています。皆さんも大阪産業大学経済学部で「答のない問題」に自分で答を出す力を身につけ、社会で役立つ応用力を身につけていってください。